TokyoGirls.rb Meetup vol.1の懇親会でようさんにめっちゃアドバイスを頂いたお話

一昨日にあったTokyoGirls.rbの感想記事です。

3人目の発表者はよう (@youchan) さん。

ようさんはRubyが大好きで、Ruby自然言語処理をしようという活動やRubyからJavaScriptソースコードを変換するOpalというコンパイラのFWやGemを作ったりされている、わたしが大好きなエンジニアです!!

 

youchan.org

ようさんがどうしてRubyがこんなに好きなのか、というお話を、言語的な側面とコミュニティ的な側面からうきうきするトーンで聞かせていただきました!

Rubyという言語は圧倒的に自由で、でも、だからこそ「大人の振舞いが求められる」。
お話を聞きながら、大人の振舞いをするためには大人を知る必要がある、もっと知りたいなあ、とわくわくしました!!!

発表についてはスライドをご参照いただくとして、懇親会でようさんとお話させて頂いたのですが、そこでアドバイスをたくさん頂きました。
わたしひとりの胸に留めるにはあまりにももったいないと思ったので、ご本人の許可を得て公開させていただきます。

 

OSSについて

わたし「あの、Gibier(Opal製のスライドアプリ)ってすごく面白いと思いました!」

ようさん「ありがとうございます😊このGem作ってから、資料は全部これです」

わたし「わたしも使ってみたいと思ったんですが、うまくインストールできなくて😨」

ようさん「そうなんですか?ぜひ見せてください!この後でもいいし、Asakusa.rb(Rubyの地域コミュニティ)でも、日本語でいいのでGitHubにIssueを立ててくれても。エラーメッセージ見ればだいたいわかると思うので!」

わたし「自分の手違いかなとかも思ったんですが😣」

ようさん「それはそれで、インストール時にこんな風にミスしやすいんだなって思って参考になるから大丈夫ですよ😊」

ようさん「Issueって気軽に立てていいんですよ。『ぜったいこう直してくれ!』っていわれると難しいけれど、そうでなければ基本welcomeです。開発者は基本的にフィードバックはすごく嬉しいので、OSSってそこから始めていくといいんじゃないかな」

わたし「OSSってつよい人しか参加できないんだと思ってました」

ようさん「気軽に参加してください😊フィードバックしたり人が直してるのをみたりしてるうちに、『これできそうかも/やりたい!』っていうのが見つかるかもしれません。
興味があったらOSS Gateも面白いと思いますよ!」

インストール失敗してしまった旨を伝えると、間髪入れず「ぜひ見せて」「そういうのは直したいので!」とおっしゃって頂きました。
「自分が間違ってるんだろうな」と思っていたので、こんな風に言っていただけることにすごくびっくりしたし、大好きなRubyやお世話になっている方に、こんな風に恩返しできるんだ、と目からウロコな気持ちでした!

(*インストールではなく起動に失敗でした) 

勉強時間の作り方

わたし「ようさんはすごく色んなことされてると思うのですが、勉強/開発時間ってどう確保してらっしゃるんですか?」

ようさん「わたしの場合はプログラミングが趣味なので、うーん… ただ、継続時間を長くするよりも、集中してやる方がいいと思います」

ようさん「集中といえば、わたしは通勤電車の中でよくコードを書きます。電車に乗ってる時間が割と長いので。満員電車だと座っててもつらいんですが、そこまで混んでいなければすごく集中できます。
ただ集中しすぎて乗り過ごすことが多いです。うちの会社はフレックスなので『ごめんね、乗り過ごしちゃった」って言ってます(笑)」

電車の中でコードを書く、というのは、Takuto Wada (@t_wada)さんもおっしゃっていました。
t_wadaさんの場合は引っ越しが多いのだけど、必ず座れる始発駅を選ぶとのこと。
PCがネットに繋がらないし、一人になって集中できる時間としてとてもよい、とおっしゃっていました。

 

本の読み方

わたし「知らない言葉がたくさんあってそれを毎回調べていると、本を読むのにすごく時間がかかってしまいます」

ようさん「それは調べていいと思いますよ!世界を広げるの大事です」

わたし「精読か通読かでいうと、ようさんはどちら派ですか?」

ようさん「通読派ですね!わからない言葉があってもさらっと読んで、2回目にあった時に調べるようにしています。
この辺りは時間の使い方の問題ですね」

わたし「今やりたいこと、勉強したいことたくさんあって、優先順位を決めかねてるんですが…」

ようさん「優先順位を決めかねるのは判断材料が足りていないのかもしれないですね」 

この話を伺って思い出したのが、及川卓也 / Takuya Oikawa (@takoratta)さんのお話。

優先順位ではなく勉強の動機づけのお話でしたが、こんな基準があるということでした。

  • 仕事で必要:有無を言わさず習得する
  • トレンドかつ心踊らされる:習得しよう
  • 心踊らされない:やらなくていいんじゃない?

(横道ですが、どうしても習得したい技術があるなら、仕事にするのが一番の動機づけ、という話も)

 

人に頼る

ようさん「Asakusa.rbもぜひ活用してください。
あそこはすごい人・つよい人が多いので、そういう人たちの時間を奪うのは心苦しいと思うかもしれない。
けどあくまでもMeetUpなので、少なくともMeetUpの間は奪ってもいいんですよ」

 

Asakusa.rbにぜひ行きましょう!と誘ってくださった方が、「ほんとうにつよい人はやさしいんです」とおっしゃってたんですが、言葉の端々から実感する時間でした。

ようさん、ほんとうにありがとうございました!!