継続可能な課題設定について

例年にもれず 2020 年も何かを始めて何かをやめた。
AtCoder を 1 日 1 問やったり、セキュリティ、数学をやったり、英語、読みかけの本など。
うまくはまるもの、長続きしたものが少なかったのは自分がもっとも興味のある事柄とマッチしていなかったからとふと気づいた。

始めた理由が「なんとなく」「必要な気がする」「コンプレックスの裏返し」など成長それ自体だと最初は楽しいが数ヶ月経つとやめてしまう。
1 日のうちで興味の切り替えが必要だとコストが高い。成果が形になりにくいので飽き性な自分にはモチベーションの維持が難しい。
一方解決したい問題ドリブンだと連続性が生じやすい。早く解決したいので自分にとって明らかにレベルが高い課題でも日夜考えている。というよりも世の中の問題は難しくて自分の能力以上のことに取り組む必要がある。結果的に成長がついてくる。

そういえば 3 年ほど前及川卓也さんも「(勉強の)動機づけに 1 番良いのは仕事にしてしまうこと」と仰っていた。
プログラマに必要な能力に課題の発見、設定能力が挙げられることがあるけれど、なるほどこういう点にも言えると腑に落ちた。