RubyKaigi2024 に参加してきた日記です。
お気持ちメインでセッションの話はほとんどありません。
お気持ち
オンライン参加込みで今年は 6 回目の参加。と書いて初めてそんなに参加していたことに気づいた。初参加からもう 5 年が経っていた。早すぎる。
それもあってか(というのは後述する)今年は去年までと感じ方・受け取るものが違っていた。
初参加は福岡で「Ruby ってこの人たちが作ってるんだ!!」「何もわからん!!楽しい!!」「格好いい!楽しそう!自分もああなりたい!!」という興奮だった。その興奮が地に足をつけて帰ってきたという感じ。
その理由のひとつは rubyfriends だと思う。
わからんけど楽しいから解像度高くわかりたいになった。壇上のアイドルというだけではなく友達なので自分の意見を持って雑談したいと感じたのだと思う。難しいから難しいんだけれども。
理由のふたつめはしおいさんだと思う。
しおいさんとはお互いプログラマになったばかりの頃から仲良くさせてもらっている尊敬する友人なのだけど、その友人が社会の役に立つすごいものを作っている姿に感動してモチベートされた。
理由のみっつめは沖縄という場所にあったように思う。
今回前乗り後泊して 8 泊 9 日で参加していた。きっかけは去年のまつださんのツイートで、「RubyKaigi って旅なんだ」と気づいた。
確かに会わない……。まつもとまで来ておいて3日間カンファレンス会場にこもっただけで⛰️にも行かずにそそくさと帰っちゃうひとたちって、沖縄に行っても🏖️とか行かないで帰っちゃうんですかねー?みんないしきたかいなー https://t.co/RHJYXbHB4V
— Akira Matsuda (@a_matsuda) 2023年5月15日
ので日々沖縄を満喫していたんだけど沖縄のあのゆるい空気にあてられてだいぶんオープンになっていた。
理由のよっつめは #churb でやっている「パターン、Wiki、XP」の読書会だと思う。
昨年高まりすぎたわたしがかくたにさんに訴えたことがきっかけで読書会をやっており、その RubyKaigi 直前回で「答え合わせですね」と言われた。
きのう、@makicamel が”RubyKaigiめっちゃいいんですけど、良すぎて言葉にできない!!!!”と、RubyKaigiが完全にキマっていたので、そのFeelingには「無名の質(Quality without a name)」という名前がついていますよ、と教えてあげた #rubykaigi
— Kakutani Shintaro (@kakutani) 2023年5月12日
Day-3 からわたしの RubyKaigi は始まっていて Day-1 にまだ沖縄にいないルビーストと話すと彼の RubyKaigi ももう始まっていて Day5 で沖縄を発ってしまったけれど来年の RubyKaigi (の準備)がこれから始まるんだな 362 日の Rubyist ってこういうことか...みたいなことを感じていた。
いろんなひとがいろんな楽しみ方・関わり方・過ごし方・感じ方をしていて、RubyKaigi は営みなんだなとエモくなっていた。
セッション
言うまでもないが ぺん!さんのキーノートがすごかった。
Quine のすごさに留まらずアートとしてのクオリティがすごくて"社会の役に立たない"遊びを本気でやることの面白さが刺さった。Day2 の朝に超絶技巧本を買って Day4 に (Quine ではないが) AA を書いた。
習作
— makicamel (@makicamel) 2024年5月19日
eval(s=%w[pu
ts(("ThankYou,"<
<32)<<"Rub
yKaigi!!
")]*""
)#
ようさんと Quine.rb やりたいと話した。TRICK2025 に何か出すと決めた。
沖縄
いろんなところに行ったので特に印象に残ったところをかいつまんでメモする。海も森も街も人も素晴らしかった。
- じまんや
- 「ざるそばのように啜ってください」というもずく酢が旨かった。アグー豚の餃子が味が濃くて旨かった
- 斎場御嶽
- 神格化されるのもわかるでかい岩がすごい。緑が濃く静謐だった
- 久高島
- 海!!海が最高だった。RUMI's CAFE で海を見ながら島ドックを食べた時間が最高だった
- バス
- まったり走るので街並みを見るのも楽しいしバス会社によっては車内アナウンスもひょうきんで楽しかった
- 首里城
- 石畳道
- 雨に濡れた石畳道とても風情があって素敵だった。沖縄どこに行っても緑が濃い
- 福州園
- 自由度高く回遊でき遊び心を感じる庭で石の細工が素晴らしく楽しかった。滝の裏側に興奮した
- カレーカフェ沖縄式那覇市久米店
- ぶくぶく珈琲もカレーも店内の雰囲気も優しく穏やかでまったりした
- 波の上ビーチ
- 街中から歩いてすぐのロケーションがべんり。Kaigi 前の朝に泳げるの最高すぎたな
- Cafe プラヌラ
- 内装も音楽もバランス感覚がとても好み。シナモンとクローブの香りが心地よかった
- Bar poco rit
- 出してくれるボトラーズウィウキーがどれも好みだった。沖縄っぽいカクテルやジンを出してくれるのも嬉しかった
- あぐろ焙煎珈琲店
- 外カリ中ふわのエッグトースト(ホットサンド)が旨かった
- ジョン万ビーチ
- 15 年?ぶりのシュノーケリング。潜ってすぐに色とりどりの魚が見られて興奮した。ウミガメのお食事シーン可愛かった。サンゴの砂浜は静かで穏やかで海から上がった後もずっとまったりしていた
- バイク
- 後ろに乗せてもらって人生初タンデム。重力と振動と風が楽しい。沖縄の海を見ながら走るの気持ちよかった
- 琉球ガラス村
- 琉球ガラスのイメージが大きく変わった。触って連れて帰れる美術品だった
- ステーキヒカル
- 皆言ってた「赤身のステーキが旨い」の意味が腑に落ちた。この時飲んだオリオンが沖縄滞在中で一番身体に染み渡った
- C&C BREAKFAST OKINAWA
- 旅先でおしゃれでゆっくりとした朝食。あたたかい島豆腐のサンドイッチが旨かった
- 美ら SUN ビーチ
- 泳ぐ人やビーチボールしている人がはしゃいでいて可愛かった。海岸での読書楽しかった
- 竜神の湯
- 湯に入りながら海や飛行機や空や緑をまったり眺められて最高だった
はじめましての方もいつもの方も、First timer の人もずっときているよという人も、廊下や懇親会やランチやバーやでたくさんの rubyfriends と技術のことも非技術のこともたくさん話した。
また何人もの人がセッションで謝辞を述べていたのが印象に残っていて、Ruby は人と人の関わりの中で作られているんだというのを改めて感じたし、その関わりの中に入っていきたいと感じた。
ということでやっていきたいと思います。コードを書こう。
「いちゃりばちょーでー」は #rubyfriends pic.twitter.com/CW5E5WfV8Y
— makicamel (@makicamel) 2024年5月18日